2018/02/10-12 第24回 連合東京 雪国ボランティア

2/10(土)?12(月)、UAゼンセン東京都支部の活動として
連合東京の第24回雪国ボランティアに参加しました。
今回UAゼンセンからは6名、学生や議員の方なども含め全体では約80名で、
新潟県柏崎市高柳町のじょんのび村をベースに雪堀りを体験しました。

初日は除雪作業に使うかんじき作りを行いました。除雪を行う地域毎に
グループに分かれ、地域の方の指導の下かんじき作りに挑戦しました。
かんじきも地域毎に作り方が異なり、私たちがお世話になった荻ノ島の
かんじきは少し複雑で苦戦したメンバーも多数。

二日目が除雪作業です。天気はあいにくの雨模様。
凍えるような寒さの中、初日に作ったかんじきを履き現場に向かいます。
除雪作業にはスノーダンプという大きなちりとりのような道具を使います。
慣れない筋肉を使うので、こつをつかむまでは大変でしたが、
地域の方のアドバイスで少しずつ容量を掴んできました。
午後になると太陽も姿を見せ、ポカポカ陽気の中での作業となりました。

今回除雪作業を行った荻ノ島は世界でも有数の田畑を囲う茅葺き屋根の
環状集落で、春夏秋冬それぞれに魅力が詰まった自然豊かな地域です。
日本郵便の年賀状の表紙にもたびたび採用され、日本の農村景観100選にも
選ばれ国内外の写真家を魅了し、テレビ収録などでも利用されています。
一方で、人口は年々減少が続き、維持・修復にとても費用と労力のかかる
茅葺き屋根の家屋数も減少し続けています。
それでも伝統を守るべく大学生のインターンを受け入れたり、都内の大学と
提携して茅葺き屋根の保存を行ったりと地域の方々は工夫を重ねています。
今年からはインターンに参加した卒業生が荻ノ島への移住を決め、
地域の発展のために若い力を振り絞っています。

ホタルの名所でもあるという荻ノ島、また違う季節にも訪れてみたいと思う地域です。
少し離れた場所ではありますが、興味を持った方はまずはHPとFacebookページを
見てみてください。
また、来年以降の雪国ボランティアにもぜひ参加してみてください。

(報告:奈良書記長)

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